頭カラッポにして夢詰め込む〜その2
ついでの話のほうが長くなってしまった前回。
今回はちゃんと家造りっぽい話になるはずです。
さて間取りを決めるにあたりどういう空間にしたいかをまとめることにしました。
普段どんなに頭を働かせようとしても全く機能しなかったのは、私の脳細胞が灰色ではなかったどころかカラッポだったからなわけでございます。
ではせめて夢ぐらいは詰め込んでやろう。
というわけでまずどんなものがほしいかの洗い出し、いわゆる欲望の絞り出し、もとい夢の洗い出しを妻と実施しました。
私「木っぽい雰囲気で、おっきな本棚も欲しい。あとやっぱり広いリビングには憧れるなー、あ、ウッドデッキもいいなー。和室も外せないし、玄関にも収納スペース欲しいそれに・・・」
妻「窓はいっぱいあるほうがいい、でも廊下は少ないほうがいい。それになんかヤル気が出やすいキッチンがいいし、屋上もアリかもね、あ、勉強カウンターもいいね。なにこれ家事スペースだってオシャレー!あとは・・・」
人間の欲とは尽きないものでありまして。その欲望のおかげで繁華街は毎夜妖しく美しいわけです。
そして先の会話は多分に虚飾されてはいるものの方向性的にはあの感じでありまして、それはつまりは単純に欲しいものをただ挙げるだけではまとまりそうにないということでした。
なので潔く先人の教えに従います。
孔子対えて曰く、"何が欲しいかではなく、何をしたいかで考える"
※もちろん孔子は言ってません
前回、俺は勉強しないんだぜ。プロに任せるんだぜ。と散々言っておきながら、気になるものは気になるわけで。
そもそも本が好きだからちょいちょい本屋さんには行くわけで。
そうしたらハウジング系の雑誌がいくつもあるわけで。
気になるものは気になるわけで。読むわけで。
そうしたらそこにこういったアドバイスがいくつも書いてあるわけで。
読んでしまったからには使えるものは使うわけで。
教えに従いこの家で何がしたいのかという"やりたいことベース"で先ほどの夢をまとめると以下のようになりました。
・美味しいつまみと美味しいお酒をお供に読書に耽りたい
・星を見ながらお酒を飲みたい
・家で焼肉orバーベキュー、とにかく肉を焼きたい
・そもそも料理をしたくないのだけれどもやるとしたら効率よく作業したい
・ベビーカーとか自転車の充電とかは玄関で閉じたい…などなど。
本当はもっといろいろ出てたけれど、全部書いてもしょうがない気もするので。
そしてなるほど。こうしてみるとやっぱりスッキリしてきますね。
読書がツマミや酒とセットなら書斎を設けて本棚を置くのはなんか違うだろうし、ウッドデッキや屋上が気になっていたのはそこで肉を焼いたり外で酒を飲んだりする空間がほしかったのだなと。
というわけで、夢でいっぱいになった頭をなんとか動かしどうにか人に説明できる最低限の内容になってまいりました。
次はこれをもっていよいよプロを頼りにいくわけでございます。